カーボンクレジットのボランタリーマーケットであるドイツのCarbonfutureは2023年12月23日、バイオ炭を生産するExomad Greenとマイクロソフトと共に、バイオ炭の炭素除去(BCR)クレジットのオフテイク契約に署名したことを発表しました。この契約では、2024年6月までに3万2千トン以上のCO2除去クレジットをマイクロソフトに提供する予定で、最大規模のBCRクレジット契約となります。
このプロジェクトは、ボリビア東部のコンセプシオンにあるExomad Greenの施設で、林業廃棄物をバイオ炭に変換します。本来燃やされる廃棄物を炭化することは、炭素管理と共に、野焼きによる健康被害や火災のリスクを減らします。さらに生産されたバイオ炭を地元の農業に提供することで、劣悪な土壌の品質改良につながります。
またCarbonfutureのCO2除去のプロセスを測定・報告・検証するMRV+プロセスにより、バイオ炭の炭素削減が追跡され、マイクロソフトへCO2除去証明書を提供する際の透明性を確保しています。この契約は、環境への責任と社会的影響への貢献に加えて、BCRが企業の持続可能性目標を達成するための有望な方法として、より重要視されるようになることを示していると、Carbonfutureは語っています。
<参照情報>
Carbonfuture “Carbonfuture, Exomad Green, and Microsoft Sign One of the Largest Biochar Carbon Removal Deals To-Date”(ウェブサイト)
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